お金の価値

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那波多目健太

1996年生まれ。東京都出身。環境問題への関心から東北大学では農学を専攻。大学院進学後、休学を決意し環境負荷の少ない農業を実践する㈱坂ノ途中とNPO法人Colorbathで1年間のインターン。2019年度末に大学院を中退。現在、お野菜をオンライン販売する京都発の企業に勤務中。

ナマステ!
つい最近、職場の人に「幸せですか?」と聞かれて、
「幸せです!」と即答したなばためです。
この問いについてはかれこれもう3,4周していて、幸せじゃないはずがない、という結論に落ち着きました。

初めて書いた記事に、その3,4周の痕跡が残ってます。
幸せとは?という問い
(初めての記事がこれって。笑)

さて今日は、そんな「幸せ」にも関わりが深いお金についての話です。

独り立ちの始まり

今年の4月から新社会人となり、ありがたいことにお金をもらって働けるようになりました。
大学生の頃もアルバイトはしていましたが、自分で稼いだお金だけで生活をしていたわけではなかったので、自分で自分のお金の使い道を決めるという意識はまだ低かったように感じます。

初めてのお給料から家賃や光熱費が引き落とされて、そこから生活費を差し引いて…
さて、残ったなけなしのお金をどうしようか。

最初の2ヶ月分くらいのお金は、親へのプレゼントに当てました。
さんざん好き勝手やらせてもらったので、全然足りないけども感謝の意を込めて。

木が好きな父親には、木製の眼鏡ケースを。
コーヒー好きの母親には、湯沸かしもできるドリップケトルを。

そして、なけなしのお金は無くなりました笑。

なけなしのお金が無くなってしまったので、今度はお金をどう増やしていくかを考えるようになりました。
そこで知ったのが、長期投資です。

銀行預金よりも長期投資?

最近はYoutubeで投資の話が良く取り上げられていたり、積み立てNISAやiDeCoという言葉を耳にするようになったりと、ファイナンシャル・リテラシーをあげよう!みたいな流れがあるような気がしてます。

そういった動画や記事の中で、かなりの頻度で出会うのが、
「銀行預金は金利が悪すぎる」というはなし。

大手銀行の普通預金は、年利0.002%ほど。
つまり、年間で20万円預けといて、4円もらえるといった具合。
(1年間で4回くらいは落ちてる1円玉見つけられそう。。)

それに対して長期積み立て投資は、20年ほどのスパンで考えると平均年利が3~5%ほどになるとのこと。

普通預金の1000倍以上の年利…!?
でも、投資ってリスクあるよね、、

そう思って色々調べてみたのですが、いくつかポイントを押さえておけば、べらぼーにリスクが高いというわけではなさそうでした。
色々調べた話はまたの機会に。(←これ、またの機会は来ないフラグ。)

コツコツ積み立てるだけで、かつリスクも比較的低め。
なんだか書き方がすごく胡散臭くなってる気がしますが、
これを使わない手はないじゃないか!と思ったわけです。

長期積み立て投資は早く始めるに越したことはないとのことだったので、
すぐに自分の給料とにらめっこして、
今ある貯金を確認して、
毎月固定で出ていくお金を計算して、

自分が余裕を持った状態で積み立てに回せるお金はいくらあるのかを算出しました。
まあたかだか月2万円くらいです。頑張っても3万円。

積み立てNISAという制度を使えば、20年間は毎年40万円までの新規投資枠が非課税対象となるので、800万円の元本で仮に年利3%で運用すると1000万円ちょっとまで資産が増え、その分が非課税対象になります。

20年後には、かなりお得な状態になってるというわけです。

20年後は44歳だから、結婚して子どもができていたら小学生か中学生くらいかー
学費って結構かかるっていうし、お金を貯めておいたほうがいいのかな…

いや、まてよ。

そんな遠い未来のために、お金を貯める必要ってあるのか?
そもそも教育システムが変わって学費の無償化がより広がっている可能性は?
結婚してなかったり子どもがいなかったりした場合に、そのお金の使い道は明確なの?

20年後を見据えてみたら、あまりにも不確定要素が多すぎたのです。
それでも、万が一困ったときのために備えておくって意味でも貯めておくべき…?

そんなことをぐるぐる考えていると、一つの問いにたどり着きました。
(お決まりのやつです。)

お金って、なんだ?

お金が価値を発揮するタイミング

お金の増やし方を考えるとき、自分の思考回路が、
「漠然とした将来に備えて効率的に増やす(=貯める)」
という、短絡的なものになっていたことに気づきました。

これは非常に受動的な考え方で、言ってしまえばアウトプットを前提としていないインプットです。
近代史のテストをするよと言われているのに、縄文時代の勉強から始めているような感じ。

そこでもう一度考え直しました。

一体お金とは何なのか。
その価値は何で、いつ発揮されるのか。


価値が発揮されるタイミングは、どう考えたって「使う」ときです。

あたりまえのことかもしれませんが、お金をうまくやりくりする「方法」ばかり考えていたせいで、大事な部分をすっかり見落としていました。

自分にとってお金の価値は何なのか?

お金の価値が最大限に発揮されるタイミングは、「使う」ときだと思います。

じゃあ、お金を「使う」ときには何が起きているのか。

お金は、人と人の間を行き来します。
普段の買い物で意識することはほとんどないと思いますが、そこでは確かに、お金という媒体を使った、人と人とのやり取りが行われています。

私は、お金の真の価値(本質)はコミュニケーションを生み出すことなのではないかと思います。人と人とのコミュニケーションを生み出すという目的に対しての「手段」が、お金なのです。

改めて、何にお金を使うのか

長くなってしまいましたが、(いつもだろ。)

お金の真の価値がコミュニケーションを生み出すことで、その価値が発揮されるのが「使う」ときであると分かった今、改めて私はどう「使う」のか。

物欲はない方なので、おそらく自分のためにブランド物を買ったりはしません。
漠然とした未来のために何となく貯めたり、増やしたりするのもやめようと思います。

毎月固定でかかるのが、12万円くらい。
好きなコーヒーを色々試してみるのに、5千円くらい。
英会話やらオンラインサロンやら、自分の経験への投資に1万円くらい。
不測の事態に備えて、せめて半年間くらいは生きていけるよう貯金はしておこう。

そして、月に1万円。
これは、昨年度ネパールでお世話になった学校への寄付のために積み立てることにしました。

ネパールはコロナの影響で、かれこれ半年くらいロックダウンが続きました。
今もなお厳しい状況が続いています。
コロナは世界的に大きな影響をもたらし、もちろん大変なのはネパールだけじゃありません。
日本にも苦しんでいる人がたくさんいます。

それでも私は、まず一番にネパールでお世話になった学校に対して、自分のできる限りのことをしたいと思いました。

お金を送るだけが支援じゃないことも、
それだけでは解決できないことが山ほどあることも、
お金を送ることが逆効果になる可能性があることも、
すべて承知の上で、寄付をしたい。


私がお世話になったサンスカールスクールは、私立の学校です。
ネパールの私立学校や民間企業は、休校・休業を強いられながらも、政府からの援助を受けられていません。もちろん、先生たちにもお給料を払えていないのが現状です。サンスカールスクールの場合、学校の運営には月80万円ほどかかるため、今はそれが毎月負債として膨らみ続けています。

月1万円の寄付は、正直すずめの涙ほどにしかならないことはわかっています。
気持ちだけじゃ意味がないとか、もっと有効な使い方があるとか、たぶん色々あると思います。
きっとそれが正しいと思うんですけど、どうしても寄付したいんですよね。

どうしてそこまで思うのかは、自分でもよくわからないのですが、おそらく昨年度のネパール駐在インターン中、サンスカールで過ごした時間が大きく影響しているのかなと思います。

サンスカールの理事長であるビマラ先生から学んだ、人として生きていく上で大切なこと。(ビマラ先生について書いた記事はこちら
あたりまえのようで、実際にはほとんどの人ができていないであろうこと。

自分のことも他人のことも、ありのままを尊重し、心からの愛情を注ぐ。

言葉自体の意味を理解するのはそこまで難しくありません。
ですが、実際にやろうと思うとかなり難しい。

この言葉を常日頃から体現しているのが、ビマラ先生なのです。
今までの人生で、こんな人に出会ったのは初めてでした。

直観的に、ビマラ先生とであれば「お金」を介したコミュニケーションもうまくいきそうな気がします。
お互いに、お金は手段でしかないこと、もっと本質的で大切なものが根底にあることを、きっと分かり合えるのではないかと思うのです。

寄付をしようと思ったのはコロナがきっかけですが、サンスカールでの学びがより豊かになってほしいという想いは期間限定ではないので、細くとも長く続けていきたいなと思ってます。

とはいえ、これは私のエゴだということは十分自覚しています。
というか、単なるわがままで、合理的なのかどうかもよくわかりません。
でも、どうせ自分のお金を「使う」なら、ここだ!と思ってしまったわけです。

コミュニケーションに正解はないと思うので、とりあえず、

“Hi! How are you?”

って、声に出してみることにします。

それでうまくいかなかったら、また考えて。
そうやってちょっとずつ積み重ねていこうと思います。

お湯に浮かぶ茶葉を眺めるビマラ先生

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