「ない」を楽しむロタ島の魅力

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那波多目健太

1996年生まれ。東京都出身。環境問題への関心から東北大学では農学を専攻。大学院進学後、休学を決意し環境負荷の少ない農業を実践する㈱坂ノ途中とNPO法人Colorbathで1年間のインターン。2019年度末に大学院を中退。現在、お野菜をオンライン販売する京都発の企業に勤務中。

Hafa Adai!
今日はロタ島について書くので、このあいさつで。
(ロタ島を含むマリアナ諸島を生活圏とする原住民、チャモロ族のあいさつ。)

8月9日公開のはずが1日遅れてしまいました、すみませんm(__)m
ブログリレー1週目は、お互いにバトンパスがうまくできなかったので、
2週目はそのあたり改善していきます!

ロタ島の話に入る前に少しだけ。大切なことなので。
3日前の8月6日は広島に原爆が投下された日(8月6日に書いた記事)、本日、8月9日は(記事を書き始めたのは9日)長崎に原爆が投下された日です。

当然のことながら、私は生まれてから一度も戦争を経験したことがありません。
ですが、

「それ」が言葉では表せないほどの悲しみや苦しみを生むこと
「それ」によって得をする人はいても、幸せになる人はいないであろうこと

そういうものなのだろうなと、想像はできます。
普段は人を殺したら罰せられるのに、その時ばかりは黙認される。
そういった特殊というか異常な「空間」。

私たち人間は、いとも簡単にその「異常空間」をつくり出せてしまう。

それくらいに弱い生きものだということは、自覚しておかないといけないなと思います。

8月6日、9日、15日は、私たち日本人にとって、警鐘を鳴らしてくれる特別な日です。
毎年この日には、戦争がどのようなものか自分の頭できちんと考えるようにしたいなと思います。

ロタ島ってどんなところ?

それでは、戦争の話からの急展開ですが、ロタ島の魅力を惜しみなく紹介していきます!

今日は1,500字の目安なし、かつ写真多めで!

急展開と書きましたが、実は意外とそんなこともなくて。
ロタ島は第二次世界大戦前の少しの間、日本の統治下にあったのです。

とはいえ、「ロタ」の2文字を聞いたこともない人がほとんどだと思うので、まずは基本的なことから。

黄色い☆マークのピンが立っているのがロタ島。(小さすぎて見えない。。)

基本情報っぽいこと

  • アメリカの自治領である
  • グアム、サイパンから飛行機で30分ほど
  • 島の大きさは約85 km²(車で島を1周すると2~3時間)
  • 人口は2,000~3,000人くらい
  • 主に、原住民チャモロ族とフィリピンなどからの出稼ぎ労働者が生活している
  • 村はソンソン、シナパロの2つだけ
一応、観光マップみたいなものもある。

観光地っぽいこと

  • ダイビングスポットが多く、ダイバーの間ではそこそこ知られている
  • 日本人が運営するダイビングショップがある(いつも笑顔で楽しませてくれるBlue Palms Dive Service ROTAのみなさん)
  • 日本軍統治時代の遺跡がちらほら(機関車とか、大砲とか)
  • ホテルもレストランも島に2,3個ずつ
  • もちろんショッピングモールとかはない
  • 島唯一のお土産と言っても過言ではないのが、ホットチリソース
  • コーヒーの木が自生している(ここ最近の発見らしい)
  • 野生のチキンがおいしい(ネパールみたい笑)

とにかくきれいな海

なんと言っても海がきれいです。
アクセスがよくないという観光地にとっての完全なデメリットが、美しい海を守ることに繋がっています。
ビーチも普通の観光地とは違って、基本的にパラソルとか海の家とかはないし、監視員もいません。というか、観光客がほぼいない笑。
(10年ほど前は、観光客がもっといてそれなりに栄えていたらしい。)

観光客向けのビーチという感じではなく、そこには、ありのままの「海」と「砂浜」が広がるだけ。

透明度抜群の海
テテトビーチ(サンゴ由来の白い砂浜)

かつて日本の統治下だった時期も

第一次世界大戦後から第二次世界大戦が終了するまでの間、ロタ島は日本の統治下にありました。
そのため、当時使われていた機関車や日本軍の大砲が今でも残されています。

戦争絡みであまり喜ばしいつながりとは言えないものの、日本との接点があることにはちょっぴり親近感を覚えます。

機関車が走ってたって、今よりも栄えてたってことか?!
割ときれいなまま残っている大砲。
貴重なレストラン。「東京苑」という名前は、日本統治時代の名残というよりは日本人観光客向けのものだと思われる。

森の中にコーヒーが自生していた!

これは最近明らかになったのですが、日本の統治時代、そして、それより前のスペイン統治時代に持ち込まれたと思われるコーヒーの木が、現在まで自然の姿で残っていたのです。

かつて、ロタ島でトライアスロン大会を開催していたKFCトライアスロンクラブの方が、当時、村の人から聞いた「この島のどこかにコーヒーの木がある」という話だけを頼りに見つけ出したそう。

コーヒーを見つけ出すところから、農園の整備、品種の判別、そして現在は、コーヒー産業の確立に向けて試行錯誤している段階とのこと。
ロタコーヒープロジェクトの軌跡

ロタコーヒーを飲める日が来るのが待ち遠しいです。

何十年も人が手を加えていなかったために、すっかり野生の姿になったコーヒーの木
親木の周りには芽生えがたくさん!
私の左隣にいるのが森を案内してくれたデイビッドさん(KFCトライアスロンクラブの方に紹介してもらいました)

「ない」からこその「ある」

写真をたくさん載せて、実は文章をそんなに書かずごまかしているのですが、、
ロタ島の魅力は伝わりましたか?笑

色々紹介したいなーとは思ったのですが、いざ書くってなるとあんま書くことなかったなって笑。

観光地っていうと、華やかなショッピングモールに、映えるスポット、最近流行りのアクティビティなど、そういものがいわゆる観光の目玉になると思うのですが、ここまで読んでいただいたみなさんならお気づきでしょう。
そういうの、一切ないです笑。

何をするにしても、バラエティ豊かな選択肢から選ぶみたいな楽しみ方はできません。

でも、いろいろなものが「ない」がゆえに、私たちの日常には「ない」ものがたくさんあります。

自分の知る海と同じものとは思えないほどに透き通った海
どこにいても生きものの鳴き声か、波や風の音しか聞こえない空間
プラネタリウムよりもたくさん見えるのではないかというほどの星空

古くからの友人のように接してくれる島の人々

「ある」でありふれた生活が当たり前になると、つい本来あるはずのものがみえなくなってしまう。

逆に、

「ない」が当たり前だと「ある」ことの喜びは格別だし、「ない」の中に「ある」を見出そうとする。

……

難しいっすね笑。

まあ要は、色んな生き方や価値観があって、それを知ると色んな幸せに気づけるよねってことです。

あたりまえの中にある幸せに気づかせてくれる

これが、ロタ島の最大の魅力かなと思います!
いまはコロナの影響でなかなか身動きとりづらいですが、みなさんも死ぬまでに一度はぜひ。
ではでは~。

一応、飼われていると思われる鶏たち
ロタ島にぴったりの”World’s Friendliest”(自分たちで書いてしまうあたりがまたいい笑)

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