辛いときこそ、適当でもいいんだよ

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とみー

人生の半分を海外で過ごし、アメリカ、イギリス、日本の教育で育つ。1年間ネパールの農村部で英語、数学を教えていた。大学院では脳科学を専攻。現在は教育系の企業で高校教育に携わる。 将来は日本だけではなく、世界の教育を良くすることを目指して、日々勉強中。いろんな教育の形を受け入れ、気付きや学びをたくさんの人と共有したいと思います!

こんにちは、今年度から新社会人になった中尾知美です。現在は社会人として教育企業で働きつつ…Colorbathのプロボノスタッフとして活動しています。

前回の記事では、「7年間の大学生活を終えて、社会人になるということ」というタイトルで社会人になった私のフレッシュな想いをお届けしました。今回は、「もうなにもかもが辛くて逃げ出したい!」と感じた、大学時代の私について、ご紹介します。

みなさんも、「なにかから逃げ出したい」と感じた経験…ありませんか?
もしかしたら、新生活をスタートした今、そう感じている人もいるかも知れません。ぜひ、そんな人に読んでいただきたい記事です。

入学初日から辞めたいと思った大学生活

私は大学が大嫌いでした。
大学、人間関係、すべての環境が自分には合っていないと感じ、毎日、朝起きることすら辛い日々が続きました。

大学1年生の12月、高校生の頃から「大学に入ったら絶対に挑戦したい」と思っていたイギリスへの海外交換留学の選抜に合格しました。
しかし1年生が終わる頃には、半年後の交換留学を待つことさえ苦痛に感じ、大学を辞めることを決心しました。

当時は「誰にも自分の気持は分かってもらえない」と思い込み、家族への相談も避けていました。
しかし、入学から1年間、私の様子を遠くから見守っていた家族は「大学を辞める」という私の決断を受け入れてくれました。そして、次の選択肢についても一緒に考えてくれたのです。

私を救ってくれた先生が教えてくれたこと

退学届を自分の手で握りしめ、いざ提出しよう決めていたその日。
私のその様子を見ていた家族から、

最後に少しでも話ができそうな先生に現状を話してみたらどう?

なにかアドバイスがもらえるかもしれないし、絶対マイナスにはならないよ。

と言われました。

すでに自分の意思は決まっており、誰にも相談したくないと思っていた私は躊躇しました。
それでも次の進路についてなにか情報が得られるかも知れないと思い、私の留学を入学当初から応援してくれていた先生に話に行くことにしました。

先生はもちろん、私が話に来た目的も知らずに、
「おーどうだ留学の準備は進んでるか?」と会話を始めました。

「私、大学を辞めようと思います」
そう切り出した瞬間に涙が溢れ出てきました。

いきなり号泣しだす私を見て、キョトンとする先生の顔は今でも忘れられません。

「まあまあ何があったんだ」と先生に聞かれ、入学当初からの心境をすべて伝えました。
すべて聞き終わった先生は、先生自身が大学時代に志望していた医学部に入れなかった経験について語ってくれました。
そして私にこんなことを言ってくれました。

別になにもかも人の期待に答える必要はない。

大学の授業だって、毎日真面目に行く必要もない。

自分のためにならないんだったら行かなくていい。

それよりももっと自分の時間を大切にしろ。

自分がやりたいことをやって、自分が学びたいことを学べ。

授業なんていかずに、自分のためになる時間の使い方をしてみろ。

もっと適当でもいいんだよ。

とにかく自分が入学したときから行きたいと言ってきた留学までは頑張ってみたらどうだ。

先生の言葉は予想外なものでしたが、肩の荷が一気に下りました。

親の期待に答えたい、自分の選択が誤っていたことを認めたくない、とひたすら自分を追い詰め、「もっと適当でもいい」という単純な考え方ができなくなっていました。

その日から、私は毎日図書館に引きこもり、ひたすら本を読みました。
留学に向けた本、自分が好きな生物の本、今まで興味のなかった分野でもふと目に留まった本など、いろんな本を読みあさりました。

今までの自分は現状からどう抜け出すかしか考えておらず、
自分が本当にしたいことや興味のあることを忘れ去っていたことに気が付きました。

そうして私は自分のペースでやりたいことをやりながら過ごし、半年後には笑顔でイギリス留学に飛び立つことができました。

もし自分が大学を辞めていたら?

もしあの時、先生に相談せずに大学を辞めていたら自分はどうなっていただろう。

きっとどこに行っても困難にぶち当たってはまた逃げ出すことを繰り返し続けていたと思います。

イギリス留学では、はじめて自分が将来やりたいと思えることを見つけることができました。

イギリス留学時の仲間と

どん底の時期を逃げずに乗り越えることができた経験が、自分をぐんと成長させてくれました。

あの時を乗り越えたからこそ今の自分がいるのだと思います。

先生とのあの会話があったからこそ、踏ん張ることができました。

時には逃げることが最善なときもありますが、
逃げる以外の選択肢として、その時が過ぎ去ることをじっと待って耐えるのではなく、自分の足で踏ん張り、物事を少しでも良い方向に持っていこうとする意思を持つことが大切だと学びました。

本当に辛くなった時、「もっと適当でもいいんだよ」と自分に言い聞かせてみてください。そうすると、少しでも上を向いて歩けるようになると思います。

ふと自分に向き合い、寄り添うそんな瞬間を、これからも私は大切にしていきます。

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