自分と素直に向き合ってみる

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

1992年生。京都外国語大学にて国際教養学/外国語・日本語教育を専攻。JICA青年海外協力隊員としてアフリカ(マラウイ)へ赴任。情操教育の推進、初等算数や基礎教育に関する教員研修の実施、日本との国際交流活動など幅広く実践。帰国後、NPO法人e-Educationにて、プロジェクトマネージャーとして途上国の教育課題の解決に向けた事業推進を担う。現在は、「途上国と日本の共成長」をテーマに、国際的なWeb交流事業や、大学と連携した途上国フィールドワークプログラムの開発、及びソーシャルビジネスを展開するアジア・アフリカの連携機関へのインターンシップマネジメントのディレクター。

こんにちは、Colorbathの椎木です。今日は「トビタテ高校生」として、ネパールの旅行会社にインターンし、コラムを連載してくれていた舟橋くんとの振り返りを記事にしてお伝えしていきます。

ネパールでのインターン生活を通して、彼にどんな変化があったのか。
渡航前から帰国後まで、彼との対話を通してみえてきた 彼自身の “想い” や “成長” の過程 を振り返っていきたいと思います。

自分自身の心の変化に気づく

帰国後、改めてネパールの日々を振り返ってみると、「自分の心の中が大きく変化していることに気付いた」と話してくれた舟橋くん。

きっと会社や村の人たちと会話をしていく中で、自分が以前より考えていたネパールや観光業、自分についての考え方が変わるきっかけや機会がたくさんあったからだと思います。日本にいるときは、自然にネットからの情報や自分の中にある凝り固まったイメージによって、変化するきっかけのに気づくことができなかったかなと、改めて思うんですよね。

実際に現地を訪れ、現地の人と一緒に生活する。これまでイメージしてきたネパールの観光業に対しても、そこで働いている人と一緒に仕事をする。こうしたリアルにふれることにより、自分が抱いていた価値観や考え方と改めて向き合うきっかけができ、思考し続ける環境ができる。

そうして、日々、いろんな思考や感情がぐるぐるとアップデートされ続けることによって、人は変化していくんだなと私自身も改めて気付かされました。

リアルにふれることで広がる世界

ここで少し、舟橋くんがネパールに行く前の気持ちとネパールインターン活動を終えた後でどのように彼の内面が変化したのか、振り返ってみたいと思います。

彼には渡航前と帰国後に、自己理解を深めるための「自分シート」を記入してもらい、その回答をもとに、今回の振り返りインタービューを行いました。

~質問~ 途上国の観光業に対してどんなイメージを持っていますか?

【渡航前】

  • ひとつの観光資源に頼りがち
  • 観光のバリエーションが少ない
  • スタディーツアーなど貧困層に着目したボランティア要素の多いイメージ

【帰国後】

  • 途上国を支える重要な産業
  • 天候や政治状況により観光客や売り上げが左右されるためインフラ整備や政治が安定しない場合大ダメージを受ける

このように改めて比較してみると、渡航前にはマイナスなイメージばかりだったものが、帰国後にはプラスなイメージや具体的な視点から考察した課題へと変化しています。

その国のリアルを体感することにより、「途上国の観光業」という項目においても、抽象的なイメージだけでなく、多様な側面から見つめ、さらに本質的な部分まで探求できるようになった彼の成長を感じました。

“自分の弱み” や “自信のなさ” から学ぶこと

舟橋くん自身が、振り返りワークをしながら驚いていたこと。それは、渡航前と帰国後で “自分自身”に対する見方や印象が変化していた ということです。

例えば、「自分の弱み」というテーマでは、渡航前にはその内容が「問題を自己解決して周りに相談しない」「リーダーシップがない」など、抽象的で漠然としていました。

しかし、帰国後には「英語力の乏しさ」や「ネパールで観光業という狭い視野」「大きな野望をもたない現実主義」「自分のビジョンを明確に抱きすぎる」など…自らが行動してきたからこそ見えた具体的な内容に落とし込み、それを克服するためにどうすべきか、という次の行動につながる言葉へと言語化できるようになっていました。

また、「新しいことに挑戦する勇気はどれくらいあるのか?」という問いに対しては、

渡航前は80%だったけど、帰国後に振り返ってみると70%だなと感じています。それは、ただ単純に自分に自信がなくなった というわけではなくて…現地で挑戦し、行動を起こしていく中で、「自分の思考を行動に移す作業の難しさ」を実感したからですかね。

と、話してくれました。

自分の弱みが具体的になり、新しいことに挑戦する勇気がなくなっていくと、そんな自分に対してさらに自信がなくなったり、これからの将来に不安を抱き、なかなか一歩を踏み出せない…という人も多いと思います。

そんな時は、具体化された弱みや自信のない自分を、まずは一旦、きちんと自分で受け止めてあげることが大切

受け止めた上で、「これも自分らしさだし、これだけ自分のことを理解できているから大丈夫なんだ」と認めてあげれば、その瞬間から一歩前進していることになるんだなと感じました。

これからどんな自分になりたいか

ネパールで滞在する中で感じたこの感情を忘れず、この先の大学生活も頑張っていきたいです。そして、ネパールは本当に面白い国だと思います。ヒマラヤの絶景、独創的な文化、大自然。そんなネパールの魅力をもっと引き出せるような人になりたいです。

そう、笑顔で最後に話してくれた舟橋くん。

今回の滞在では、ネパールの魅力だけでなく、滞在したからこそみえてくる “児童労働、少女の人身売買、衛生環境、教育格差”などの社会問題とも彼は向き合ってきました。

そんなヒマラヤの陰に隠れている問題に対しても、「逃げずに向き合いつづけ、いつかそこに光が当たるようにしたい」と話す彼の目は、これまでになくキラキラと輝いていました。

夢をもっと追い続けるためにも、そして好きになったネパールに恩返しができるようになるためにも…これからも大学などのフィールドを活かしながら、夢に向かって走り続けてほしいと思います。

まとめ

今回の舟橋くんのインターン活動を一緒に振り返る中で、私が感じたこと。

それは、やはり人の行動は「想い」や「感情」が原動力になっているんだなということです。その感情や想いに自分自身が気づき、向き合い続けることができた瞬間から、大きな一歩を踏み出していることになるのだなと気付かされました。

まずは自分の感情を素直に表現すること。そして、その感情にある自分の想いを、自分なりの言葉へ言語化し、他者に伝えていくこと。

それがきっと、エネルギーとなり、他者を巻き込みながら自分を前へと突き動かす人になっていくんだろうなと感じました。

Colorbathではこれからも、誰もが自分らしいライフスタイルで生きていける社会を実現すべく…頑張る人に 私らしく 寄り添い、じわじわと応援していきます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です